僕らの保活事情①
一年の育休を申請していましたが、それにも終わりが来るもの。
僕らの育休の終わりは、無事、1年を全うすること……あるいは、ムスメが保育園に入るまでです。
まぁ、とはいえ、狙うは来年(2021年4月)の入園。育休はまだまだ続くのです。
そんなわけで、僕らが保活を開始したのは、9月に入ってからでした*1。
ここで僕らの住む大分市の保育園事情ですが……あまり良いとは言えません。いえ、正確には「言えなかった」と言う状況ではあります。
と言うのも、保育園への入園を待つ、いわゆる「待機児童」において、全国市町村で7位と言うワーストさ(2017年時点)。
ちなみにそれを2018年ごろに居酒屋のテレビで見た妻の一言、
「え? 大分って東京並みに悪いの?!」
とは言え、僕もそれを認識しておらず、子供が生まれたらなんとなく保育園に入れて、幼稚園に行って、そして小学校に行くんだろうなぁ、と言う漠然とした認識でした*2。
って、保育園入れないと仕事続けられないじゃん!
ちなみに、何とか2020年4月時点では待機児童「0」を宣言しています。すごいぞ大分市!*3
2021年の4月時点では明るい保育園入所が待っている! ……といいなぁ。
さて。
市役所では「0歳児は持ち上がりが無いので、比較的、入園できる」と言うお話をいただきました。……実はこれが所謂「言葉の綾」と言う奴なのですが。
当然、0歳より下はいませんので、他の年齢(1歳とか2歳とか)に比べ、ライバルが少ないのは事実です。現在、入所している人がいませんから。
ただ、ここに保育士の配置基準と言う項目が抜けているのです。
ご承知の方は耳にタコだと思いますが、保育士一人が面倒を見ることの出来る0歳児は3人と決まっています。よって、要約すると「1歳や2歳に対して持ち上がり人数がない分入りやすいけど、そもそも0歳って枠が狭いよ!」になるのですね。
と言うわけで、市役所としては「希望する園を選ばなければ、大体入園出来る筈(ただし、その年度の出生数もあるので、保証無し)」と言うありきたりな回答になってしまう訳です。うん。渋い。
ちなみに、育休明けでフルタイムの予定の我々は比較的、保育園に入りやすい順位ではあることも確認出来ましたが、……よくよく考えれば、育休明けは同率のスタートを切る訳なので、やっぱり渋い訳です*4。
とは言え、行く保育園を調べないことには、申込用紙も書けないわけです。
そんなわけで、9月に入ってから妻と保活を始めることに!
まずは保育園へ見学の申し込み。これは電話予約です。
こどもルームの保育士さんからアドバイス、「朝の10時ぐらいが電話出て貰いやすいですよ*5」を信じ、10時になったらひたすら保育園へ電話する我々。そしてカレンダーを広げ、日時がバッティングしないようにポストイットへ細かい情報を書きつつ、見学予定日に貼り付けていきます。
保育園の見学は大きく分けて三パターンでした。
- 見学日が月1回で、がっつりと決まっている物。
- 見学日がざっくりと決まっている為、候補日から選ぶ物。
- いつでも見に来て下さい、と言う物。
特に今年は新型コロナの影響もあり、見学が厳しい状況でもありました。8件ほど見学を行ったのですが、内3件は「コロナの影響で9月の見学はお断りしている」と回答を頂いたり。
さて、パターンの説明ですが、1番については、駅近で公立の保育園と言う立地の為か、かなり人気の保育園での状態です。多くの見学者を捌く為、既に9月10月の予定は埋まっており、11月なら見学出来ます、との連絡。よって、9月は一時保留。
2番は「9月○日と×日、△日ならば見学OKです」と言う感じの回答を頂きました。これも他の見学日と被らないように調整が必要です。
3番はスケジュール調整にはありがたかったです。「いつでも良い」と言われると自信の表れだろうか? 凄いなぁ、と思いましたが、要するに慣れの問題の様です。
さて。
僕らの保育園見学ですが、只漠然と見に行くより、チェックポイントを確認していた方が良いだろうと、チェックリストを作ることに。この辺りは前職で取引先監査を行っていた自分の腕が光ります。……まぁ、グーグル先生に「保育園 見るべきポイント」と検索した後、幾らかを纏めただけですが。
これを妻と共有し、まずはリスト化*6。
僕として特に気になったのは、
・衛生環境(日光や風通し、あと、看護師免許のある人はいるか)
・SIDSの対策(うつぶせ寝はさせてないか。どのくらいの頻度で確認しているか)
・アレルギー対応(離乳食や給食等で除去食が使えるか……等)
・災害時の避難訓練(火災や津波、不審者などで色々と違う為、細かく聞いてみる)
とかでしょうか。
園庭の広さがどうとか、雰囲気がどうとかもありますが、自分としてピックアップしたのは上記でした。後は聞きながら色々と項目が増えていきます*7。
チェックリストを作成し、後は見学の日を待つばかりです。
あ、保育園の見学は是非、両親揃って行って下さい。異なった視点で見ることも大切ですし、案外、話を聞いている間、周りが見えていなかったりします。そう言うときに二人の目で見ることが出来ると、ちょっと安心です。
何より、子どもが泣き出した時、あやしながら話を聞くのは難しいので、片方があやせる環境の方が見学も随分楽になりますよ。
長ければ5年間ほど通う保育園です。是非、お二人で選んで下さい。
*1:正確に保活とは言えませんが、通えそうな保育園のピックアップやら市役所への相談は6月に行っていました。
*2:つまり、自分の生い立ちをなんとなく我が子も過ごすんだろうなぁ、と言う思い込みです。
*3:しかし、待機児童を厳密に調べると「隠れ待機児童問題」にぶち当たるので、今回は言及しておりませんが……まだまだ闇が深そうです
*4:男性育休の場合、数点加算とかしませんかね? これって結構、育休推進になりますよ! 政府さん!!
*5:朝の受け入れが終わって一息吐く頃が10時頃だから、だそうです。成る程。
*6:見学を重ねる度に項目が増えることが多いので、ここはざっくりと作った方が良いです。
*7:例えば保護者の荷物を置けるかどうか、とか。最初は漠然と考えていましたが、送迎の話を聞く度、妻が送って自分が迎えに行くケースを想定し始めました