ゆげゆげ日誌

中小企業に勤めるサラリーマンです。育休、趣味、その他について呟いています。

うんちのお話

 育児で避けて通れない下(おしっことかうんちとか)のお話です。

 そんなわけで、その手の話が苦手な人はこの辺りで回れ右した方が良いと思います。

 

 さてさて。

 子育てで、オムツ交換、中でもうんちが伴ったオムツ交換は男性にとってかなりハードルが高い作業のようです。

 かくいう僕も、当初はとても苦手でした。

 おしっこはまだ良いんです。うんちが出た時、交換しなければいけない時の絶望感と言ったら……。

 今でこそ普通に交換出来ますが、当初は悲しいかな、妻の手助けを思いっきり借りていました。

 まぁ、習うより慣れろというか、何度も繰り返せばやれるようになるものです。

 と言うわけで、オムツ交換、特にうんちについても積極的に関わってみましょう。

ムスメ、便秘のこと

 大分に帰る前に、妻に告白されました。

「ムスメ、便秘気味っぽい」

 当時、二、三日、出ないのは当たり前。五日出ないと「浣腸すべきか?」と悩ましい日々が続いていたようです*1

 そして、大分に帰った二日目。

「ぶぼぼぼぼっ」

 と凄い音が響き、ほぎゃーほぎゃーとの鳴き声が少し遅れて響いたのが、トリガーでした。

 記録を見返すと、実に五日ぶりのうんちのご様子。

 あ、僕と妻は「ぴよログ」と言うアプリを使用し、ムスメの記録を共有しています。

play.google.com

 そして、五日ぶりのうんちですが……。

 溢れんばかりの量。オムツの中に、大洪水とはこのことだ、と言わんばかりの緑濃茶色の液体が溢れています。

 ああ、ミルクばかりだから固形便じゃないのね……。

「量が多いから、おまる持ってきて!」

「あらほらさっさ-!」

 おまる(と名付けた洗面器)にムスメのお尻をつっこみ、お腹を刺激する妻。その間、オムツをトイレに持ち込み、便器の中に内容物を棄てつつ、丸めてオムツ廃棄用BOXへ突っ込む私。

「全部出たみたいだから、シャワー浴びせます!」

「了解!!」

 妻を司令塔にしつつ、おまるの中身も便器内に棄て、トイレットペーパーで拭って掃除掃除。

 それが終わったら今度は服を洗い、着替えを用意し、バスタオルを用意し、妻とムスメがお風呂から出てくるのを待つわけで……。

 はい、気付かれているかも知れませんが、周りの準備はしていますが、オムツの交換をしていないんですね。僕。

 まぁ、言い訳をするとこれが初めてのうんち遭遇だったのと、妻がテキパキとしちゃった為、出番が無かった、と言う実態がありますが。

 シャワーを浴び終え、きゃっきゃっと喜ぶムスメを前に、無力感を覚えたのを今でも思い出します。

 とは言え何回目かになるまで、自分主体で動けなかったので、やはり経験則は大事だなぁ、と思う次第です。

 もしも旦那さんがうんちのオムツ交換を協力してくれないとお嘆きの方がいましたら、そこは一つ一つ教えながら、見守って上げて下さい。

それは突然やってくる

 そのオムツ交換の機会は、突然やってきました。

 妻が所用で家を空けた間、ぶりぶりと凄い音がムスメから響いたのです。

「ああ。来てしまった!」

 悩む暇有りません。覚悟を決めてオムツ交換に取りかかることにしました。

 その時、読んでいた育児漫画でこんな情景があり、その再現だけはならないと心に決めていたのです。

「旦那に預けて半日家を空けたら、こんもりとうんちのつまったオムツの子供が出迎えた」*2

 その情景を思い出してしまった以上、致し方有りません。さぁ、オムツを替えるか!

 さて、オムツをオープン……する前に、横から覗いてみます。

 便秘は治っていない為、やはり凄い量です。大さじ3杯とか書くと料理本みたいですね。オムツに吸われた後にこんなに残っているのですから、大した量です。

 まずはオムツを交換しなければなりません。古いオムツの下に新しいオムツをしき、両脚を持ち上げ、お尻周りをお尻ふきでえいやと拭き、古いオムツにお尻ふきを突っ込んでしまえば……。

 ああ。手が足りない。左手で両脚を押さえ、右手でお尻を拭いてると、古いオムツを持って行く手がありません。しかし、此処でつるんと左手を話してしまえば、ムスメの両脚はうんちの泉へダイブしかねず、そうすると被害がもの凄く拡がりかねません。ムスメの服はおろか、ベッドや自分の服すら汚しかねない!*3

 ムスメの身体を変な方向に曲げないように、自分の身体を変な方向に曲げつつ、右手のお尻ふきを左手に渡し、空いた右手でさっと古いオムツを抜き取り……ぎゃぁ、親指にうんちがついた!

 その後、二次災害を防ぐ為に親指を立てつつ、何とか人差し指中指で新しいオムツをムスメに装着させる自分の姿がありました。トイレでのオムツの処理、並びに手洗いを経て、ようやく人心地ついたわけです。

 いや、これは大変だ……。

準備が大事

 繰り返しになりますが、おしっこ後のオムツの交換は大抵の人が大丈夫と思います。

 余程の事が無い限り、オムツの吸水材がおしっこを吸い取っている為、オムツを外す→新しいオムツを着ける→古いオムツをぽいする、で終わっちゃうんです*4

 これがうんちとなると、現物の処理が必要であり、その現物の処理こそが男性の苦手とすることなのです。

 もう、これには色々と手を打つしか有りません。なお、これは妻が始めたことでしたが、今では自分も一緒にやっています。

 と言うわけで、オムツ交換をするに当たっての心がけを記載します。

  • まずはキミが落ち着け、の精神を持ちましょう。
  • オムツ交換の前に準備をしっかりしよう。
  • 使い捨てのシートを敷こう。
  • 後は開き直ろう。

 子供のことを考えれば、オムツが汚れた瞬間、すぐに交換して上げたいのは当然です。ですが、手間取れば手間取るほど、互いに嫌な時間を過ごします。無理な身体の持ち方をして子供を怪我させる可能性もあるので、一端落ち着きましょう。

 深呼吸をしつつ、代わりのオムツ、お尻ふきシートが手元に届く位置にあるか確認しましょう。

 場所によってはオムツ交換台を探さないと行けないかも知れません。その時も落ち着いてそこに向かいましょう*5

 オムツを交換する場所が決まれば、そこに使い捨てのシートを敷きます。

 例えばベッドの上でも不慮の事故でうんちを零してしまった場合、使い捨てシートがあれば「助かった」と言う気持ちになれます。そこがソファーの上でも、床の上でも、使い捨てシートは貴方の強い味方になってくれます*6

 オムツ交換用の使い捨てシートですが、こんなのがあるようです。 

  ですが、ウチではこっちを使っています 。

  いや、ムスメをペット扱いしているわけではありません。ただ、使い捨てシーツの用途、数量を考えると、ペットシーツは有能なんです。

 レビューで問題になっている吸水性も別に吸わせる事が問題じゃないので全然平気。

 何より金額に対して枚数が多いのが助かります。

 「ペットシーツを子供に使う」に抵抗感がある方もいるかも知れません。それは仕方有りません。ただ、お尻ふきシートで顔を拭いたりするのと大差ありません。ペットシーツにはペットにしか使えない薬効成分があったりとかしないのです。

 まぁ、どちらでも良いので使い捨てシーツを敷く事で、ダメージを最小限に抑える事が出来ます。使用後の使い捨てシーツは当然、オムツと一緒にぽいっと棄てます*7

 後は開き直ることが大切です。

 手にうんちがついても洗い流せば良いです。出来れば被害を広げない方が良いですが、拭えば良い場所に零れたらお尻ふきシートで拭っちゃいましょう。

 服に付いたら……ま、まぁ、洗えば取れます! そこはドンマイ!

便秘の話

 4ヶ月が経過したムスメですが、未だに便秘は続いています。

 ただ、小児科の先生に便秘薬を処方して頂いているので、今のうんち頻度は二、三日に一度くらいです。

 量は大分少なくなり、二日分であればオムツが全て吸ってしまう位まで減りました。

 うん。病院大事だわ。

 一回に出す量が少なくなれば、その分、心の平穏が保てます。

 今後、離乳食が始まったら、便秘になりづらい離乳食を試してみますわ……。

*1:そして、大体五日目にうんちしていたそうです。お医者さん的には病気では無く「その子のペースならば仕方ない」と言う判断でしたが、うんちしないと親としては心配になってしまう物です。

*2:要するに帰宅まで、旦那が子供のオムツ交換してくれていなかったと言う話です。

*3:今でこそ「手が汚れたら洗えばいいやん」と言えますが、やはり汚物は汚物。当時は手に触れないように頑張っていました。頑張る方向が違うだろうとも今なら思いますが。

*4:おしっこをお尻ふきで拭うとか、ケアの為にクリームを塗らなければいけないとか、そう言うご家族もいらっしゃるかも知れませんが。

*5:余談ですが、出先ではオムツ交換台を探す癖がついてしまいました。

*6:また、出先のオムツ交換台でも敷くことをお勧めします。汚し防止半分、後は逆にオムツ交換台から貰っちゃう方への感染症防止に役立ってくれるので。

*7:当然ながら、オムツの処理と同様に扱って下さい。そこら辺のゴミ箱にポイ捨てとかはNGです。あと、臭うのでビニール袋に入れる際は必ず密閉をば