妻が妊娠した時の話
妻の妊娠は2019年の冬に判りました。
「ちょっと話があるんだけど」
「ん? どしたん?」
見せられた妊娠検査薬。示された値は陽性。
「え? だってこの前生理って行ってなかった?*1」
勿論、妊娠検査薬で陽性になっても、偽妊娠の可能性もあり、翌日、病院に行ってくる、とのこと。
そして、その結果。
「妊娠が確定しました」
「そっか」
いや、嬉しいか嬉しくないかというと、当然嬉しかったのですが、むしろ、どう言う態度を取れば良いのか判らなかった、と言うのが正直なところでした。
30を超えても子供みたいな自分が父親になる……?
あ、この気持ち知ってるぞ。
結婚する際もこんなふわふわした感じの感覚だった。確か。うん。
出産予定日は半年ちょい経過後の6月とのこと。
「……子供が出来たのか」
カレンダーを見ても、余り実感沸かず。
父親は実感しないというのは本当なんだな、と馬鹿なことを考えたりしていました。
とは言え妻のお腹は日に日に大きくなっていく
とりあえず、周囲には安定期に入ってから話して欲しいと言う妻の意向もあり、自分の両親さえもまだまだ秘密にしておこうと言う事になりました*3。
そして、そこまでの準備を妻と話し合い。
「育休は取って欲しい」
「と、取れれば」
「あと、やることはあるかな?」
「一つずつ調べていこうか」
大体において、積極的な妻と後追いの僕と言うダメダメな構図は、妊娠後も発揮されたのでした*4。
まぁ、買い物とか色々ありましたが、まずやるべき事は一つ。
予防接種です。
麻疹と風疹について
幸い、僕らは麻疹の予防接種を受けていない世代からは外れていたのですが、本当に予防接種を受けているか否かは母親に確認せざる得ない状況でした。
で、此処で問題なのですが、ウチの親、この手の話題では当てにならない人だったんですよね……。
僕は20になるまで「おたふく風邪をやってないから」と言われて育ったのですが、30ぐらいから「おたふく風邪の予防接種は受けた」と掌返しの発言。まぁ、母子手帳を見せて貰えれば判明するはずなのですが……。
よって、親に風疹ワクチンの話を聞いても信憑性はないなと判断した僕は更にネットを検索。
結論として、「二重にワクチン接種しても害はないので、判らないならワクチン接種するのも手」と言う一文を発見。予防接種を受けに行くことにしたのでした。
まさか、その後、もっと偉い病気が世間を騒がすなんて思ってもいませんでしたが……*5。
ちなみに、残念ながら大分市の風疹ワクチンについては昭和○○年以前で無いと補助金が出ないと言う事で、対象外だった為、全て実費で8,000円くらいになりました。
これを高いと思うか安いと思うかはその人次第ですが、そのお金で子供を守れたなら良かったと思うことにしました。
悩むなら病院に相談するのが一番だと思います。僕の場合、病院へ電話予約したらそこからトントン拍子に事が進んだので、「案ずるより産むが易し」と、気が凄く楽になりましたよ。